□行動経済学
悲しいAら泣くのではなく、泣くから悲しいのだ、の理論。
「現在の価値」は「将来の価値」から割引率一定の指数関数で表されるとしたら、現実の人間では、さらに「現在志向バイアス」が強くはたらく。⇒ 旅行は計画までは楽しいが、実行の段階になると天気や忘れ物のことで頭がいっぱいになる。
「統計の落とし穴」 統計的に有意である相関が見られたとしても、第三の変数を見落としている可能性がある。 ダイエット食品を多くとる人と体重が重い人が正の相関を示す統計が出たとしても、ダイエット食品に効果がないことの根拠とはならない
標準的な経済学では、人の嗜好や好みは不変と仮定しているが、実際は状況や文脈で変化する。 定食屋さんでは定食を注文するし イタリアンレストランで刺身を望む人はいない 目先の利益に目がくらんで長期的な利益に目がいかないことなど。。。
自分が所有するものに高い価値を感じ、手放したくないと感じる現象。 『損失回避』あるものを得ることに伴う効用より、今もっているものを失うことによる損失の方が大きいと感じられてしまうこと。 純粋な数値としては 「手放す代表」として受け取りを希望す…
実験や調査の結果を公表するにあたり、ポジティブなほうを多く公表し、ネガティブなほうはあまり公表しない傾向 公表される「権威ある」情報に接すると、安易にそれを信じる傾向がある。 しかし、その裏にはそれ以上の正反対の情報が隠れているかもしれない。
人が意思決定をしたり、判断を下したりするときに、厳密な論理で一歩一歩答えに迫るアルゴリズムとは別に『直感』ですばやく結論を出す方法のこと。 語源はアルキメデスが『ヘウレカ!!』と叫んだことにある三種類存在する(1)代表性ヒューリスティクス ⇒ 典…
自分がなにか悪い選択や決定をすることで後悔するのではないかという「後悔への恐れ」 短期的には失敗した行為のほうに強い後悔の念を覚え、長期的にはしなかったことを悔やむことの方が多い。
人はある額の利益から得る満足より、それと同額の損失から受ける苦痛のほうがはるかに大きい。「利益が大きくなるほど満足度」は減っていき、損失が大きくなるほど苦痛の度合いも減っていく。 ガソリン代が20円下がるよりもあがるほうがメディアの反応は大き…
人は出会ったことのない他者に対して、実際に会わなくても、写真を見たりその人の情報や風評をたずねることで はっきりしたパーソナリティの印象を形作ることがある ⇒ 印象形成 その際、提示されるその人の情報の 順番が異なるだけで、形成する印象が違って…
事後に原因に言及すること。 特に、事前には予測できなかった事象にも関わらず、事後には予測できたはずだとすること。 ⇒ 実際には、何故予測できなかったのか、ではなく、予測するためには今後どうしたらよいのかを考えるべきである。 ● 解決策自分が知って…
起こってほしいと願っている事象の生起確率を高く見積もり、逆に起こって欲しくないと思っている事象は低く見積もる 宝くじなど。
自己の能力や知識を過信すること 悪い状況に陥る確率を過小評価したり、そのまま突き進んでしまう。 支配の錯覚 追加的な情報が与えられても、それは自分の予測を補完するものだと確信を深めてしまい、 予測の修正を行ったり 予測の範囲を広げるべきである。
ある対象を評価する際に、その顕著な特徴に引きづられ、他の特徴をもポジティブないしはネガティブにゆがんで評価してしまうこと人、物が一つの長所で高く評価されると全体がよく見えたり、逆に一つの短所で低く評価されるようになる現象
ある特定の集団の中でその構成員が主に共有する行動や判断の規則ないし基準、準拠枠、 集団を目的達成に向かわせる枠組みとして、同調性、凝集性の高さが強固な集団規範をつくること個人の知覚・判断・評価・感情にも強い影を落とす会社ぐるみ、組織ぐるみの…
集団による合議が不合理で危険な意思決定を容認すること 集団的浅慮 ⇒ 集団の決定がすべて浅慮とはいえないが 強いリーダーが指導性を発揮しまわりが「イエスマン」となる場合や、連帯意識や凝集性の強い集団が、外部の集団や生慮kに強い固定観念を持つ場合…
自分と他者とのあいだに共有されている「合意製(コンセンサス)」を過度に見積もる認知のバイアス 自分の判断や行動は一般的なものでり、適切であるとみているので、他者もそうだと思ってしまうこと。 その逆に、自分は特別な存在である、変わっている、と…
誰にでも当てはまりそうな曖昧で一般手kな性格に関する記述を、自分だけに当てはまるものとして受け止めること占いなどに多い。
みんなの選んだ数字の平均値を当てることは可能なのか。 もっともよいものを選ぶのではなく、大多数がよいと思うものを特定する。自分が思うことは、おそらくみんなも思うはずだと予測して行動する、ということを予測して行動する。 ある株は上がるはずだか…
コンコルド ⇒ イギリスとフランスが共同開発した超高速旅客機のこと。 開発中から、開発が終了しても採算が取れないことが分かっていたにもかかわらず、それまで投資してきた金額が膨大であったため、そのまま開発が継続され、商用化後にもさらに赤字を膨ら…
まわりにおきる社会的事象や、自分や他人の行動の原因を推理・推論すること。「原因の帰属化」 (1)知覚的に目立った情報、刺激に帰属の判断が左右される (2)他者の行動に対しては性格・個性などの内面的要因を重視する (3)自分の行動に対してはきわめてポピ…
個人が自己の予測や願望に沿うような行動を取った場合、社会現象としてその通りの結果が出現すること。 ジョージ・ソロスが述べた『再帰性』に似ている予言されることによって予言されたことが現実のものになり、人びとが自分たちの共有した知識に基づいて行…