B:マインドエラー_028:ピーク・エンドの法則
カーネマンが1999年に発表した法則
「あらゆる経験の快苦は、ほぼ完全にピーク時と終了時の快苦の度合いで決める」という法則
経験の記憶は主観によって変えられ、その出来事の長さには関係ないという特徴がある。
この法則が示唆するところは大きい。
人間の記憶はすべからく捏造される。
出来事のすべてを逐一記憶することは不可能なので、その経験のピーク時と最後のあたりの記憶が、その経験の快苦のすべてを決定してしまうことになるのだ。
☆日常生活の中でも、交渉ごとにおいて、最後の印象がよければ人は最も良い印象を相手に残せる。
●解決策
痛みの総数で幸福度を図ることは、実際の幸福度と相関しないので、どうせならこの法則を利用する