今北産業風・ねっとさーふぃんの記録@ほ(ん)の(り)むらさき

毎日やってるネットサーフィンの記録から一年間の自分を振り返るためのチラシの裏です

観測/経験定義/帰納(グルー)のパラドックス

グルーのパラドックスアメリカの哲学者ネルソン・グッドマンの考えた帰納にまつわるパラドックス。同じデータからは複数帰納が可能である。




グルー(grue)とは、緑を意味する英語グリーン(green)と、青を意味する英語ブルー(blue)から作った言葉で、たとえば、「2050年1月1日までに初めて観察された緑(green)のものと2050年1月1日以降に初めて観察された青(blue)のものを指す言葉」と定義される。グルーは、緑と青の切れ目にどの時点をとるかで無数の定義がありうるが、この言葉は「2050年1月1日までは緑、2050年1月1日以降は青を意味する言葉」と定義されたわけではないので、時間経過によって変化するような定義を与えたわけではない。このとき「エメラルドは緑である」という命題について考えると、2000年の段階でわれわれが持つ証拠はすべて、同時に「エメラルドはグルーである」という命題の証拠でもあることから、この2つの命題は同じくらい強く検証されている。しかしながら、2050年以降に初めて観察されるエメラルドがどういう色を持つかについてはこの2つの命題はまったく異なる予測をすることになる。


ブルーなのかグリーンなのかはっきりしない。
命題が分からないので完成させようがない。