代表的なすり替え論法
事実に対して仮定を持ち出す
例「いま人類は平和だが、もし宇宙人が地球にいたらどうだろうか?」
仮定を持ち出しても事実は変わりませんよね。
人格を攻撃する
出典人格攻撃|詭弁術の考察
泥棒 : 泥棒は悪いことだ。
警察官 : お前は泥棒だ。だからお前言うことは間違っている。
泥棒だから嘘つきとは限らないだろう?正直者の泥棒もいるだろうし。
逆に、こんなにキミに親切にしてあげるんだから、騙したりなんてしないよ!なんて言葉のほうが危ない
確率から導きだせない結論
出典ギャンブラーの誤謬
例:(ジャンケンで)チョキ・チョキ・チョキと来たから、次はもうチョキを出さないだろうね!
コイン投げで表、表、表と連続して表が出ると、次は裏が出そうな気がする心理。
実際は何回表が連続して出ようとも、次に表が出る確率は1/2。
表が連続して10回出るなんざフツーにありえること。
確率というのは滅多に分散せず、相応の思考回数を重ねないと理論値に収束しない。
「ね?悪いことばっかり続かないって!」と励まされたときは、「ああ。気休めだな」と思うしかない・・・。
論点回避印象で判断する(印象論)
出典新・詭弁のガイドライン
例:あの人は、服装がだらしないから、きっと部屋も汚いんだって!
相手の人物などの印象をもとに意見の正しさを判断してることってあるよね。
憶測で言ってることに気がつかなきゃね。
出典メモ:「詭弁」についてお勉強
例:喫煙者はいつでも禁煙できます。彼に必要なのは禁煙する能力なのです
もし禁煙する能力があれば、喫煙者はいつでも禁煙できるってことなんだろうけど。
禁煙する能力・・・ってよく考えたらなんなの?
自分の見解を述べずに人格批判をする
出典詭弁のガイドライン
例:「そんなきれい事を言う奴は、社会に出てない証拠。現実をみてみろよ」
そんなの常識的にありえないだろ?と相手を批判し不安にさせることで説得しようとする詭弁。
「オレが言ってるんじゃないんだからね?みんなそういってるでしょ」と主観で言ってるんじゃないことを強調する。
ウソに本当を混ぜる
出典ウソの作り方
例:携帯のドライブモードってあるでしょ?そのボタンを2回長押しするとトレインモードになるよ
コレは、ウソのテクニックだが詭弁を強化する意味でも使われる。
事実や常識の上に、ウソや不確定な情報で裏付けされてると言われるとコロッと騙されちゃう。
「早まった一般化」「誤った二分法」などと複合技でかけてくるので注意!
誘導尋問
出典誤った二分法|wikipedia
例:お支払いは現金になさいますか、それともカードにしますか?
既出の「誤った二分法」を誘導尋問として使うパターン。
他にも選択肢はあるはず。選択を迫られても、あせらないこと!
悪魔の証明
出典未知論証(悪魔の証明)|wikipedia
例:「B氏は地底人がいないと断言している。しかし、そんな証拠はないので地底人はいることになる」
俗に悪魔の証明と呼ばれる。証拠がないからといって、正しいと断言するのはおかしいということ。
証拠が無い場合は「今のところ何も言えない」とするのが正しい。
陰謀であると力説する → 藁人形論法
出典詭弁のガイドライン
例:違う!私はやっていない!そ、そうだ!これは、アメリカの陰謀だ!
これまでの悪事がばれ、追い詰められた人間が、よく言ってしまうオーソドックスな詭弁。
言い訳したり、誰かや何かのせいにする場合のほうが一般的。
資料を示さず持論が支持されていると思わせる
出典詭弁のガイドライン
例:「世界では、田村亮子はヤワラちゃんではないという見方が一般的だ」
証拠やデータもなしに、さもそれが常識・証拠を示すまでもないと言ったら要注意!
特に、「今、みんなコレ売れてますよ」とか「お似合いですよ!」などと言われても、「ああ、リップサービスだな」とクールに振る舞おう。
自分に有利な将来像を予想する
出典詭弁のガイドライン
例:「何年か後、オレ(65歳定年間近)が大リーグのチームにスカウトされるってこともあるだろ!」
自分に都合のいい結果に強引に持っていくことで、自分の意見が正しい可能性を主張する。
だが、現実的ではまったくないので、ちゃんと事実を見極めないとね。