今北産業風・ねっとさーふぃんの記録@ほ(ん)の(り)むらさき

毎日やってるネットサーフィンの記録から一年間の自分を振り返るためのチラシの裏です

経営分析:(1)収益性を分析する方法

□□□□[A]:売上高経常利益率□□□□

売上高経常利益率   =   経常利益 / 売上高

 ⇒ 売上が高くても利益が出ていなければ意味が無い。
利益率を見ることができるのがこの指標

【ポイント01】:評価基準の立て方

・3~5期分の数値を比較してみる
・同業他社を並べて平均を取ってみる
・営業活動や販売活動の成果であり、いわば儲ける力のこと
・おおむね1~3%が標準で、5%を超えると上場企業並

【ポイント02】:指標の上昇のさせ方

(1)売上原価を逓減させる
 ⇒ 製造原価や製品仕入値を減らす

(2)販管費を逓減させる
 ⇒ 無駄を削減する

(3)営業外費用を逓減させる
 ⇒ 借入金に対する支払利息を減少させる

(4)営業外収益を増加させる
 ⇒ 株の配当や有価証券の売却、受取利息による収益を増やす

* その他指標

売上高営業利益率   =   営業利益 / 売上高

・営業活動や販売活動の成果であり、いわば儲ける力のこと
・おおむね1~3%が標準で、5%を超えると上場企業並

◇売上利益率   =   当期純利益 / 売上高

 ⇒ 

◇売上高総利益率   =   売上総利益 / 売上高

 ⇒ 粗利のこと

□□□□[B]:総資本・総資産回転率□□□□

総資本回転率     =  売上高 / 総資本
【ポイント01】:評価基準の立て方

・3~5期分の数値を比較してみる
・同業他社を並べて平均を取ってみる

【ポイント02】:指標の上昇のさせ方

(1)売り上げを伸ばす

(2)資本を減らす
 ⇒ 回転率が悪い収益性の低い資本を売却して、資金を再投資して回転率を改善させる
(例)売れない店舗は売却して別の営業所に移す

* その他指標

流動資産回転率   =   売上高 / 流動資産
◇固定資産回転率   =   売上高 / 固定資産

・建設・製造業で1.5回
・卸や小売で2回程度
(参:中小企業庁データ)

□□□□[C]:RoAの見方 □□□□

Return of Asset :純資利益率
= 税引後当期純利益 ÷ 総資産


・1~2%で普通
・5%前後で優良
・10%前後でかなり優良

【経営分析の手法 その01】

(1)RoAを算出してみる :総資本経常利益率
 ⇒ 経常利益を総資本で割ってみて、元手によって得た利益の割合から収益性を測定する
(2)RoAを[A]と[B]に分解し、どちらの値が経常利益の効率化に貢献したのか
(⇒売上が上がったのか、無駄を削減したのか)を分析する

[1]:売上高経常利益率:経常利益・純利益/売上

( ⇒ 売上向上によって上昇する)

[2]:総資本回転率:売上高/総資本

( ⇒ 無駄を削減することで上昇する)

(3)RoAの値を時系列に置いて、会社の収益性が上昇しているのか、下降しているのかを判断する
(4)売上高営業利益率を算出してみる
(5)ROA>借入金利であれば、借入金利よりも収益が得られていることになり、財務レバレッジが利いている






□□□□[C]:RoE□□□□

= 当期純利益 ÷ 自己資本 *100
・純資産に対する当期純利益の割合

【経営分析の手法 その02】

(1)RoEを算出してみる :自己資本当期純利益
 ⇒ 当期純利益を株主が出資している資本( 自己資本=純資産 )で割ってみて、収益性を測定する
・借入金が少ない企業は、この値が優良値となる
 ⇒ あえて借入金をいれて自己資本を圧縮することで数値をあげることもできる。

【ポイント01】:評価基準の立て方

・3~5期分の数値を比較してみる
・同業他社を並べて平均を取ってみる
・1倍を下回っていれば株価が株主の持分より低い = 割安である

【ポイント02】:指標の上昇のさせ方

当期純利益を延ばす
自己資本比率を上げる


□□□[d]:損益分岐点□□□

 ⇒ 固定費+目標利益/(1-変動費)

☆目標利益を達成するために必要な売上高を計算する方法

●変動費は売上原価のみと割り切ると単純になる

 ・売上原価率 ⇒ 変動比率
 ・売上総利益 ⇒ 限界利益
 ・販管費    ⇒ 固定費
 ・受払利息、雑収入 ⇒ 営業外損益、固定費調整項目
目標達成のためにいくら稼ぐ必要があるかを簡単に計算できる

◇利益計算   = 売上高 - 変動費(=売上×変動比率) - 固定費

限界利益   = 売上高 - 変動費 = (1 - 変動比率)
  ⇒ 損益分岐点は収支ゼロになる売上高なので、理論上は限界利益=固定費 ということとなる
( ※ 固定費分は回収する )