今北産業風・ねっとさーふぃんの記録@ほ(ん)の(り)むらさき

毎日やってるネットサーフィンの記録から一年間の自分を振り返るためのチラシの裏です

日本拓殖銀行は何故破綻したのか

趣味で、経済史をまとめてます。
最近やたらと『高橋是清』『ポール・クルーグマン』の名前があがるので、インフレターゲットについて調べるついでに、バブルの歴史などをつらつらと。。。


拓殖銀行の成長プランを考えたのはマッキンゼーのコンサルなんだそうです。。。
コンサルといえば、ショーンKの経歴詐称が思いつきますね。



北海道拓殖銀行 - Wikipedia


未来を予測することは人間にはできない・・・





ちなみに日本長期信用銀行は、リップルウッドに買収されたはず。
ウルフ村田で有名な投機筋の投資家さんがもともといた銀行だったはず。
でもって、リップルウッドの法はライフネット生命で有名な岩瀬さんがいたコンサル会社でもあります。

当時ハゲタカと認識されていた企業再生ファンドリップルウッドです。

でも企業再生ってのは正直言って、買う前から大勢が決してると思うんだよなぁ。。
ウォーレンバフェットは『どれほど有能な経営者であっても、完全に傾いた経営を立て直すことは不可能だ』としています。

ボクもそう思う。
例えば不動産投資も、買ったときに勝負が決していると言います。
結局のところ、すべての投資は『安く買って高く売る』の一言に尽きるからです。

財の価値を高める上で肝要なのは、そこに何らかの付加価値があること。
そして市場の波が最も低いときにそこに投資をして、高いときに売り抜ける。
この二つしかないからです。

市場の波は誰かが操作できるような種類のものではない。
とすると、個々の人間が行えるのは『付加価値』の部分でしかない。

完全に傾いた経営というのは、おおむねビジネスモデルの欠陥だけじゃなく、従業員、社内の体制、もろもろに構造的に無理な欠陥を抱えている場合が多い。
経営者をすげ替えただけでどうにかなる代物ではないと思う。
従業員も含めた内部のシステムそのものを刷新する必要がある。

でもそれをやったら、もはやそれは別の会社



ちなみにバブル期で崩壊した銀行の代表は5つ。
山一證券、日本債券銀行、日本拓殖銀行、日本長期信用銀行、三洋証券


電気ならショートする
プログラミングならデバグできる
でも金融は破綻するまで分からない。