ハーバード流交渉 営業のための概要
〈 目的は何か 〉
・条件をつけること
・合意事項やルールに則って行動させること
・実行力を背景に交渉をすすめること
→ つまりカードを持つことと、カードを上手く使うこと
[ 基本姿勢 ]
◯人はそれぞれの立場から主張をし、利点に焦点を当て、共通利害を導く
◯“駆け引き”ではなく、“利益満足”と“原則立脚”である
[ 課題 ]
◯相手が思い通りに踊らないとき
◯相手がノーを続けるとき
◯原則立脚を理解できない者
[ 使いどころ ]
◯引けない交渉に望むとき
・名誉や自尊心(誇りではなく)ではなく“実利”に関係するとき
・自分の正当性を主張しながら駆け引きをまとめていく
[ 対象 ]
◯二者択一に追い込んでくる人
◯人の意見を最後まで聞けない人
◯曲解や誤解も甚だしい人
◯根拠のないデマ
◯実りのない話をダラダラする人
[ 交渉の前に行うこと ]
○自分の利害をはっきりさせる
○自分の取れる選択肢をはっきりさせる
○“目的”を設定する
○“切り口”を設定する
[ 交渉に望むとき、基本的に行うこと ]
①相手の興味や目的を見抜く
・関心
・欲求
・要求
②こちらの利益と合致する点を模索する
しかし、これで済むなら交渉なと要らぬ。
[ 交渉しよう、と決めた後に考えること ]
◯相手の態度の背後にある感情は何か
・怒りか
・敵意か
◯頑固さや妥協を許さない態度の背後にある感情は何か
・恐怖
・懐疑
・信念
◯単なる子供時代からの因習か
・勝つか負けるかの思考なのか
・有利か不利か、見えないので回避したいのか
・要求を下げることで、面子が損なわれる事を回避したいのか
→ 要は主導権がないことに不満
( 稀に自分にもあるな、と思う。馬鹿げたことに付き合いたくない )
◯交渉に勝つ、しか考えてない人もいる(恋愛とか)
・要するに相手のペースなことが不愉快
【障害となる要素は何なのか】
◯拒否的感情
◯交渉に望むとき現れる悪癖
◯合意事項の良心性への懐疑
◯狡猾な悪知恵
◯個人的な印象
【基本のステップ】
①自分の態度をコントロールする → まともに反応する事を避ける
・意図する合意事項に集中する
②相手を正気に戻す → 武装解除させる
・自己防御
・恐怖
・懐疑
・敵愾心
③☆☆☆ついで、相手をまず立場から降ろさせる!
⇨『ここに座りなさい!』
つまり、立場から歩かせる (平行線から脱却する)
・ほんの少しでも譲歩に成功すればよい。
これが、【第三の戦略】!
⇨『ゲームを変える!』
⇨こちらの“交渉の台”にもってゆく!
④☆☆☆ついで、相手から『yes』を引き出す
つまり、懐疑心を解き、合意の達成まで持ってゆく
・相手が “ 勝った ” と思えば良い
( 実は自分が勝っている! )
⑤☆☆☆ついで、相手を『敵以外の何か』にする
敵とならなければなんでも良い
・“ノー”以外の何かを引き出すこと