今北産業風・ねっとさーふぃんの記録@ほ(ん)の(り)むらさき

毎日やってるネットサーフィンの記録から一年間の自分を振り返るためのチラシの裏です

お金の仕組み(1) 公的資金

経済に大きな影響を与える機関に対しては、救済がある。
→ 【too big to fail】(大きすぎて、潰せない)

代表格が、金融、保険、住宅、証券会社




・金融機関が、デフォルトや延滞の債権を処理すると、資産を圧縮せざるを得ない
 → これを続けることは金融機関の存続に関わる!



基本措置
・負債に対し利下げと、流動性供給
 → 金融機関の金貸しによる資金調達を容易にする



救済方法その①【RTC】→ 資産買取
証券化された資産(流動性資産)のうち、評価損の多いものを処理する


問題点
・政府の不良資産買取のツケは、国民の税にしわ寄せで現れる
→ 国民を思えば買取価格は下がるが、金融機関は血を流す
→ 金融機関のために簿価買取すれば、税収で賄うのみ
→ 時価評価そのものを問題にするのであれば、金融機関に対しても同様の措置を取れば良い


救済方法その②【RFC】→ 公的資本を注入
・不良資産を買い取る金額を、資本に入れて自分で処理させる
・金融機関はもともと少ない資本で多くの資産を持てる仕組み
・この方法が効率良い

→ 納税者を思うと厳しい審査になってしまい、機関が申請しない
(囚人のジレンマを生む)


結論

公的資金注入を積極的に使うことがもっとも良い方法と思える!


理由

モラルハザードを恐れることで、かえって失敗することがある。
→ ドイツを責め過ぎてナチスを生んだ。

☆救済を行う場合と行わなかった場合の損害比較
☆負担する側の納得感
この2つで決まる。




公的資金注入は輸血
利下げや流動性補完は投薬やカンフル剤
国有化は集中治療室



ゴーイングコンサーン:【企業継続の前提】
 → 金貸しが金を渋らねばならぬ

※カウンターパーティーリスク:【取引相手破綻の不履行】

※プロシクリカリティ:【統計学の神話=歯車の逆回転】

IMF
FRB