パワハラ対策 まとめ
STEP 01 まずはハラスメントのタイプを見極める
【ハラスメントのタイプ】
・気分 … 気持ちでころころ変わる
・執着 … いやみが多い
・権威 … 権力を使って横暴なことをする
・暴力 … 肉体的な暴力
【上司の分類】
(1)怒りやすい、暗い、威張る、人をバカにするなど「性格」に問題があると思われる上司
(2)話を理解できない、説明がちゃんとできない、決断できない、言い訳ばかりをしているなど業務遂行の上で能力に問題があると思われる
(3)聞く耳を持たない、責任を取らないなど、仕事への姿勢に問題があると思われる上司
【モラハラの特徴】
・「仕事を制限」させる
⇒ 上司が命じた仕事しかさせない、必要な情報を与えないまま仕事をさせる
・何をすれば良いのかをたずねる
⇒ 言わないと何もできないのか、と叱る
・自分が中心であるようにする
・常に褒められる、承認を望む
・他人と共感ができない
・欠点や不備に目がいって悪口が耐えない
・理屈抜きに従うことを求める
・目的達成に手段を選ばない
・相手を理解しようという姿勢は一切ない
【性格上の問題点のチェックリスト】
◇性格が暗い
◇威張る
◇怒りっぽい
◇バカにする
◇自己中心的でわがまま
◇格好をつける
【モラハラ・パワハラの本質】
・病気というよりも気質の一種であり、治療が困難
・子どもができれば加速する
・何でも人のせいにする
・表向きは非常に良い
・束縛、嫉妬、依存が強い
・人に優しく、自分に甘い
・傷つきやすく、打たれ弱い
・否定的
・外面や体裁を気にする
⇒ 根底にあるのは【恐怖】
【加害者になりやすいタイプ】
・世の中には「正しいこと」「正しくないこと」があると思っている
・自分にとって正しいと信じていることが起きないと、自分は被害者であると感じてしまう
・サイコパスである
(※『一例』:犬が死んでもまた別の犬に変えればいいや、と思ってしまう)
・相手の人格を無視、思い通りに動かそうとする【被害者になりやすいタイプ】
・人の言葉に耳を貸さない思い込みの激しいタイプ
・『自分は正しい』と信じて疑わないタイプ
【パワハラの真実】
・弱い人間ほど強がる
・陰で噂話を流している
・仕事の説明が雑過ぎる
・仕事の相談に応じてくれない
・言葉の暴力
・無理難題の業務を押し付けてくる
・思い通りにならない(“誰も聞いてくれない”)から攻撃的になる
・リーダーとしての器がないことを自覚している
・部下に頼る、質問をする、助けを求める が大事
・ 人が成長するのは現状の自分をありのまま見れるからです
・リーダーとしてのあるべき姿とは、上司や部下の隔たりなく互いが対等な立場を築くことです
・誰だって悪い状態にしようと思って仕事をする人はいません。信じて上手く相手のやる気を出させることが、本来の上司としての役目・パワハラ上司は、自分の内側から出てきたネガティブな感情という痛みに対し⇒ 自分自身と向き合おうとせずそのきっかけとなっている、他人や出来事へ責任転嫁していることにある
・新しい道を歩む勇気と覚悟を持ち、仕事を辞められる準備をする。
STEP 02 間違った対策方法は何かを心得、まず簡単にソフトに対応出来ることからトライ
【パワハラに対する間違った対応】
◆同情心や言葉を真に受けることは厳禁
・相手は威圧することで他者をコントロールできると思い込んでいる
⇒ そこに快感すら感じている
【自分がやること】
・自責と多責を選り分けて「ひとまず自分が出来ることはやってるだろうか」「何が出来るだろうか」を考える
・きちんと闘う勇気を持つ
「周囲の同意や伺いを得てコンセンサスを取る」&「上司の上司に相談をあてる」
・「報告」「連絡」「相談」を徹底する
・説明の要点が絞り込まれているかを整理して端的に話す
・上司のせいにしてしまうといつまでも自分の仕事ができないままなので、対策を練る
【まずは簡単に常識的なことを徹底してみる】
1.人間関係がうまくいっていない人を書き出す
2.その人が何に一番価値を置いているのかを知る
*知性 *お金 *社会 *家族 *身体
3.その人に求める行動と価値観をすり合わせる
⇒ 父親の価値観が『家族を養うための“仕事”』 母親の価値観が『大切な“子ども”』であり価値観がすれ違う
4.相手に感謝する
5.人をジャッジしない
6.上司の良い所を探す
7.あまり多くを期待しない
8.上司はいつまでもいないと考える
9.『報告、連絡、相談』の真の目的は“上司に対する心のケア”と考え、習慣的に行う
【日常的な対処法】
* 絶対に口答えをしない
それがいくら間違っていても、時間のロスだと感じても、一旦は相手の言うとおりにする。そして対象に間違いを気づかせるように誘導する。対象に提言をしても聞いてもらえないばかりか、理不尽にキレられるだけであるので、結局はそれが一番の早道。* 女の子と仲良くしない
特に目の前で女の子と盛り上がっていたりすると確実にとばっちりがくる。* コミュニティ内で愚痴を言わない
どんなに信頼している相手であっても愚痴は伝わる危険性がある。その代わり、コミュニティ外での愚痴はむしろ積極的に言うべき。ストレス発散もあるし、対象を客観視してコミュニティ外で話のネタにすれば対象をピエロに昇華させることができる。* 一番危険なのが喧嘩をしてしまうこと
こちら側がどれだけ正しかったとしても、一度喧嘩をすると嫌われて影でずっとあることないこと言われ続ける。これは居心地がものすごく悪くなるのでなるべく避けるべき。ここまで行ってしまった場合は、コミュニティ内の信頼できる友人に積極的に愚痴るべき。
* 理不尽にキレられたら、まず謝る
言い訳をせずに良い返事だけを心がける。対象は絶対に意見を曲げないので少しでも対象の意見にケチをつけない方が良い。
* 相手の言っていることが180°変わっていても疑問を持たない
カラスが白いと言えばカラスは白い。
* 自分の性格だとか一番言われたら嫌な事を把握しておく
頭に血がのぼる前に絶対に話題を変える事。彼女の話になったら彼女を馬鹿にされる可能性が大きいので要注意。おれは人よりも駄目な癖にプライドが高いことをきちんと認めておく。
* 対象が人の陰口大会をしていても適当に合わせるだけで絶対に乗らないこと
とくに自分の味方の陰口を叩いている時にはきちんとフォローしておく。これをやるとかなり精神的に楽になる。
* 対象の話にはきちんと合わせる
でも小粋なジョークとかひねったツッコミとかは絶対にNG。理由は馬鹿だから。とにかく少しでも我をだしたり、ひねったことを言ったりしない。自分の得意な話題が出ても絶対に食いつかず、むしろあまり知らない風を装う。
STEP 03 相手がクズと分かってきたら、まずは距離を取る
【モラハラ上司を遠ざけるコツ】
◆ウソや矛盾点を指摘する
・過去の発言との矛盾点を突く
・人に文句を言うときに棚上げしていた自己愛の問題点を引っ張り出す
・相手の目を見る
⇒ パワハラ者は質問を「自分に対する反論」と受け止めることがある
【対策】
・指示をメモに残す
・なるべく指示を紙に書いてもらうように依頼する
・自分でメモをとって、「この内容でよろしいでしょうか?」と確認する
◆無能を装う
・モラハラ上司は『気まぐれな指示を出したり、言うことがころころ変わる』
・自分の記憶違いなのに『おまえ、俺の言うとおりにやっていないじゃないか!?』
⇒ と怒り出す。
【対策】
・「私にはちょっと手に負えません」と逃げる
・無能を装うことで、嫉妬をかわせる
◆すぐに謝ることを辞める
⇒ 自己愛は嘘が通じない人を恐れる
・『話が違う』と言える人
・『天然』でわけ分からん人
・じーっと目を直視して褒め殺してやる
・自信を持ってきっちり対応する
◆自分を責めるのではなく、対応策や改善策・工夫に注意を注ぐ
・ミスを叱られることと、道徳的なモラハラはまったく違う
⇒ 「指導」と「支配」を混同する上司もいるので、「支配」に対しては毅然とした態度が必要
⇒ きちんとした話し合いこそが必要で、それが無理ならば距離を置くことが必要
◆日ごろから味方を増やす
・被害者で徒党を組む
・逃げ場を確保しつつ反論をする
・『自己愛』のミスや配慮不測に対して、真顔できっちり指摘する
・『自己愛』に対して、決して折れず、正攻法で立ち向かう
⇒ 彼らは権力や周囲の評価に弱い
・相手の弱点を徹底的に探し、反撃・復讐する
・三倍ぐらいにして返しておく
・詮索好きの自己愛に対して、誰かと接触した事実を見せて探って自爆してもらう
◆影で出来るハラスメント上司対策
・表向き従うが、きっちりと記録や証拠を取って、小出しにして闘う
・普通の話題でありつつ、相手がイラっとする言動を仕込んで自爆を待つ
・鸚鵡返し戦法で、相手の言ったことを「あんたもね」で機械的に返す
・「人間関係を制限」して「人格や尊厳を傷つける」
(例)「~さんには関わるな」「~くんには話すな」
⇒ 孤立を狙う
◆なるべく私的な会話をやめて距離を取る
・モラハラ上司は、自分の都合のいいように操れる下僕を常に物色している
・気軽に会話を交わすと、「こいつなら自分の思い通りにできる」となめられる
・モラハラ上司とは一定の距離を置く
⇒ 気に入られようと愛想良くふるまうとドツボにはまるので、極力業務以外の会話は避ける
◆受け流す
なるべく距離をおこうとしても、向こうから話しかけてくるのを無視するわけにはいけません。モラハラ上司の業務外の発言内容といえば、自慢話と悪口が主体です。
・「Yes/No」を示さず、ただひたすら「そうなんですか」と受け流す
【アウトな対応】
・反対意見を述べる ⇒ ややこしくなる
・同調する ⇒ モラハラ上司の“下僕”と見なされる
⇒ 悪口を言っていたのがあなただというふうに濡れ衣を着せられる
◆ストレスの直撃を回避する
・上司は「自分に甘く、他人に厳しい」
⇒ 部下はいわれのない非難を受ける
・上司のミスまで、「おまえのせいだ」と押しつけられる
⇒ 自分の心にシャットダウンの暗示をかける
・心を閉じた状態で話を聞いていると、モラハラ上司から「おいちゃんと聞いているのか!?」とキレられるおそれもありますが
・モラハラ上司からは「何だか手ごたえのないヤツ」と評価されるくらいでちょうどいい
・真剣に耳を傾けるほど、モラハラ上司は「やはり俺様の教えはありがたいだろう」と調子づき
・「あいつは俺が教育しなければならない」と、ますますあなたにロック・オンしてしまいかねません
◆なるべく目立つことをやめる
・「モラハラ上司に気に入られよう、認められよう」などと、変な色気を起こさないこと
・優秀な人ほど、「自分が努力すればいつかは報われる」という信念が強い傾向にありますが、モラハラ上司のまえではあらゆる努力が無に帰す
・自分の担当業務を淡々とこなし、アフター・ファイブの付き合いはなるべく丁重におことわり
・ひっそりと息をひそめて、モラハラ上司の眼中にない部下を目指す
STEP 04 ハードな交渉に備えておく
【対本人において出来ること】
・鸚鵡返し
・事態の展開をメモする
【 戦略的に進めるコツ 】
●戦略的に対策を採る
・証拠をそろえる
・事情聴取の機会をもらう
・対応策や具体的な改善要求を出す
・客観的で冷静な第三者を選んでおく
・カウンセリング機関を確保しておく
・専門機関に相談する
●パワハラをまず成立させる
・こちらからきちんと申し出をしないと対応してもらえない
・「気のせい」「言い返すくらいの努力が欲しい」という逆ハラ
・上司に対して「パワハラである」と次げる
・被害者が抵抗しない、パワハラだと明言しないことで、本人も気づかないあるいは分からない場合もある
・パワハラだと気づいている場合もある
・わかりやすく、日付と時間、状況、どんな言葉や態度でパワハラを受けたかを記録しておく
●きちんと立ち向かう
・辞職する覚悟で面と向かって立ち向かう(そうでないと、自分が潰れる)
・間違っていることを違うと言えること
●証拠を作る
・言われたことをノートに取る
簡単な対策方法のまとめ
・モラハラをしたくないと思ったらその人から距離を置く
・モラハラをされたくないと思った相手に立ち向かう
⇒ モラハラは利害関係にある者同士に生まれやすい(親子、夫婦、上司、同僚、部下)
・モラハラ上司はわけのわからないことで爆発する
⇒ モラハラ上司の叱責に対しては、反射的に謝るのではなく「○○ということですね」と教えを受けるフリをする事がオススメ
◇“メモ戦術” & “ICレコーダー”を取る
◇普段から褒め殺しをしつつ、目を見て毅然と自分の品位・威厳・尊厳を保つ
◇モラハラ野朗より、上位の権威の人、及び周囲の目線を上手に利用する
◇謝るのをやめて「○○ということですね」で反復し、相手を誘導する(交渉術参照!)
◇モラハラに労力を使うと疲れるので、とにかくあっさり、もしくは可能な限り無視を貫く
⇒ 面白い、手ごたえ、みたいなものを感じさせるとめんどい(『こりゃダメだな』と思わせたら儲けもの! そのままフェードアウトしよう!)
◇【間違い】を発見したら徹底的に追及して確認を取りまくる! ( ← 超有効!! 特にメモ魔になることは最高!)
◇毅然とした態度を貫く
◇けんか腰の人にはアドバイスを求めてみる
◇相手を否定するような印象を避ける
◇相手は“あら捜し”をするので、突っ込まれる材料をなくす
⇒ 自分の知らないところで物事が進んでいくのがイヤなので、必ず全ての案件を報告する
◇話すときは結論から話す
◇反対意見を言うときは、覚悟を決めて
◇受け止めたフリをする時間を置く
◇「嫌味」「皮肉」「口調」「態度」
◇『自信喪失』『罪悪感』を与えてこようとするので、回避する