お金の仕組み(7)問題点と救済
☆問題点は何なのか
●〈価値信用の透明性向上〉
⇛ 金融機関における〈信用〉の〈実体〉は何なのか
●〈グローバルな金融危機対策体制〉
⇛ マーストリヒト条約 : 国家財政の赤字規制
*個別による解決ではなく、世界規模でリスク分布を分析する必要
*各国の協調によるシステム改革の必要
●〈透明性の解決〉
⇛ レバレッジの拡大が引き起こす巻き戻し現象が起こす問題
*金融市場の商品価値の〈損失額〉が〈不透明〉である
*金融産業の流動性権威に支えられてきた景気構造
*〈住宅の価値や株価下落〉などの個人資産の急落による消費低迷
*金融収縮 → 製造含む、産業の行き詰まり
*商業用不動産の下落による不良債権問題
→ 間接金融部門への一極集中
→ デフレ
→ 不動産、流通、製造へと広がる
→ 長期化
●〈金融政策〉という、〈机上の空論〉
*マインドの冷え込み
→ 消費者の心の問題
*「時と予見し得ない出来事」
→ ハリケーン・カトリーナなどの、災害
*住宅を欲する人間の有無
→ 移民問題
→ 人口問題
*住宅バブルを支える “ 価値の信認 ”
→ ドルの信認を支えるものの招待券脅かされる危険
→ 産油国の政治情勢
( エネルギーは、新しき“価値の新任先”になり得る! )
*流動性供与の“信用性補完依存”
→ 結局は国が介入して税金で負担する構造
→ リスクマネーの分散過剰
→ かえってリスク分散が困難となった
* “ 金(貨幣経済) ”という存在がグローバルである
●金融危機に強い構造
*日本のように、個人資産が多い、貯蓄超過状態
*内需の拡大に成功しているモデルケース
*将来の不安で貯蓄をすることが、かえって鈍化を産む
*間接金融にはもう頼れない
→ 【間接金融】
銀行が仲介業者を務めることで、リスクを低減する
同時に信用創造によって、マネーをサプライする。
→ 【直接金融】
債権や株式を通じて、投資家と企業が直接取引する。